こんにちは、cankyanです。
年々志望者が増えている声優業界
この記事を見に来たということは
あなたも声優になりたい、もしくは興味がある方ではないでしょうか?
「声優になるためにどんな練習をすればいいの?」
「自主練してるけど今やってる練習でいいのかな?」
「声優の体づくりってどんなのがあるの?」
そんな疑問を養成施設在学中のcankyanが解決します(^^)
目次
- 声優の基礎
- 体づくり:肺活量の鍛え方
- 体づくり:発声の鍛え方
- 体づくり:滑舌の鍛え方
- 体づくり:腹筋の鍛え方
- まとめ
1.声優の基礎
まずは声優の基礎について
プロの声優になるための体づくりとして何が必要でしょうか?
答えは
- 肺活量
- 発声
- 滑舌
- 腹筋
です。
演技力などももちろん必要なのですが、まず身に付けるべきは上記の4点です
専門学校や養成所などの養成施設に入るとまず最初に教えられるものでもあります
それだけ重要であるということですね
この基礎がしっかりしていないとあなたのやりたい芝居に体がついてこないのです
まずは上記の4点をとにかく鍛えることを意識しましょう
2.声優の体づくり:肺活量の鍛え方
まずは肺活量の鍛え方です
鍛え方の説明に入る前に一つ注意があります
声優の芝居は腹式呼吸で行っています
よく知らない、まだ身に付けていない人は先に腹式呼吸をマスターしてください
詳しくはこちらを
[声優志望者必見!] 声優養成施設在学生が教える腹式呼吸について | CANの学び (canmanablog.com)
肺活量の鍛え方は様々ですが、ここでは手軽にできるものを紹介します
~深呼吸トレーニング~
- まず3秒間息を吸います
- 吸った息を6秒かけて吐き切ります
- 上記の手順を2~3回繰り返します
- 3秒間息を吸って、2秒間止めます
- 止めた息を6秒かけて吐き切ります
ポイントは吐き切ることです
吸い込んだ息を余らせることなく6秒ぴったりで吐くのです
6秒に慣れてきたら吸う息の時間は変えずに
12秒、18秒と吐く時間を伸ばしていきます
その秒数で吐き切れるように吐く息の量をうまく調整してください
それにもなれたら吸う時間を2秒、1秒と短くしていってください
経験者が語りますが、めちゃくちゃきついです
呼吸しているだけなのに苦しくなってくるんですよね
特に止めた後の18秒は正念場ですよ?
おうちでもできるので是非試してみてください
~うきわ~
- たっぷり息を吸います
- 2秒間止めます
- 一定の息量でスーッと吐き切ります(浮き輪に小さな穴が開いて空気が漏れるイメージ)
手順はシンプルなのですが、これ、めちゃくちゃきついです
キツさポイントは2秒間止めた後に吐き切ること
どういうわけか息を止めているよりも吐き続ける方が苦しいのです
私の養成施設の先生は目標を40秒以上としています
やったらわかりますが、肺活量を全く鍛えてない初見だとほとんどできません
何回もやることで徐々に秒数を伸ばしていくのです
是非トライしてみてください
上級編として吐きつづける息の量を増やすというのがありますので
60秒以上できた人は上級編をやってもいいかもですね
3.声優の体づくり:発声の鍛え方
続いては発声の鍛え方です
日本語を正しく発音するって実は結構難しいのです
ですが声優には必須のスキルなので
しっかり身に付けましょう
おススメの練習方法を紹介します
~あいうえお~
50音は日本語の基礎中の基礎
ですが正しく発音できている人は実は少ないのです
口を大きく動かして音を出す練習をしましょう
注意するポイントはあ段、う段、え段です
なぜならこれらの音は口を大きく動かさないと明瞭に出ない音なので
普通に生活しているとサボりがちになる音だからです
- あ段は大きく口を開ける
- う段は口を縦にしっかり開ける
- え段は口を「え」の形にしっかり開ける
これらを意識しながら50音の音を明瞭に出せるようにしましょう
特にえ段は、口の形をしっかりとらないと「い」の音が混ざった変な音になるので注意です!
練習法は色々あります
- 50音表を行ごとに順番ずつ読む
- お、え、う、い、あ、と逆順で読む
- あ、か、さ、た、な….と横列で読む
- い、え、あ、お、う、と変則的な順番で読む
読む順番だけでもバリエーションは豊富にあるのでどんな音が来ても正確な口形で音が出せるようにトレーニングしましょう
4.声優の体づくり:滑舌の鍛え方
続いては滑舌です
声優の最難関といってもいいでしょう
多くの方がつまづき、苦戦する部分です
プロになっても鍛え続けている人がいるくらいです
ですが、鍛えれば必ず良くなります
早く鍛えておくに越したことはありません
この記事を読んだらすぐに始めましょう
ライバルに差をつけるチャンスですよ!
トレーニング法の紹介です
~ららら、まめまめ~
- 4拍子で「ららららら…」と言う。これを2回
- 8拍子で「ららららら…」と言う。これを1回
- 上記を1セットとして4~5回繰り返す
- 「ららららら…」を「まめまめまめま…」に変えて同様にやる
滑舌とは舌の動きと口の動きをしっかり動かすことです
「ら」という発音は口の中の上の部分(硬口蓋)に舌を当てて離すときに音が出ます
これを連続でやると舌が「硬口蓋にくっついて離れる」という動作を頻繁に行うので舌が鍛えられます
「まめ」という発音は「ま」の音の後に一度口を閉じてから開くときに「め」の音が出ます
これを連続でやると「口が開いて閉じて」という動作を頻繁に行うので口の動きが滑らかになっていきます
「ら」と「まめ」の発音を連続して行うことで滑舌に必要な口の筋肉が鍛えられるわけです
発声のときに紹介した「口形」を意識するとさらにいいですよ(^^)
~「だ、で、ど」・「ら、れ・ろ」~
「だ、で、ど」と「ら、れ、ろ」の発音は口の形は同じですが舌の動きが微妙に違います
「だ」も「ら」も口の中の上部に舌を当てて離れるときに音が出ますが
舌を当てる位置が微妙に違っているのです
実際に発音してみてください。舌を意識すると気づくと思います
「だ」の音は口内上部の前側、「ら」の音は後ろ側に舌が当たったと思います
これらを組み合わせて発音することで舌の動きが鍛えられます
1つの例を挙げましょう
- 「だだだだ」と4回言って「らららら」と4回言う
- 「だだらら」と2回ずつ言って「ららだだ」と順番を逆にする
- 「だらだら×2」と1回ずつ交互にする
- 「で」と「れ」、「ど」と「ろ」を一組として同様に発音する
こんな感じです。一番難しいのは手順2の2回ずつ言うところ
舌の当たる位置しか変わらないので口内がプチパニックになるんですよね(笑)
大切なのは瞬時に舌を動かして音を変えること
「だ・で・ど」だけで練習すれば口形が鍛えられますし
「ら・れ・ろ」と組み合わせれば舌の動きが鍛えられます
両方を複雑に組み合わせれば口形と舌が両方鍛えられます
スキマ時間でサクッとできちゃうものなので日ごろから練習しておきましょう
5.声優の体づくり:腹筋
続いては腹筋です
なぜ腹筋を鍛えるか?そのヒントは先に述べてあります
答えは声優の発声は腹式呼吸で行っているからです
お腹を使って声を出すんだから鍛えて当然というわけです
といっても普通に鍛えてはダメです
声を出すためのお腹周りの筋肉がちゃんとあります
そこを鍛えるのです
トレーニング法を紹介しましょう
- 腹筋の姿勢で「ズーッ」と息を吐きながら倒れる
- 「ズーッ」と息を吐きながら起こす
- 上記を2回繰り返す
- 背中を床につかないギリギリのところまで倒す
- そのままの姿勢を維持して「ズズズッ!」とテンポよく声を出す×30回
「ズー」という音は息と声の中間くらいの音で出してください。お腹から声を出すことを意識すれば自然にできると思います
これ、きついですよw
背中をつけないってことは腹筋のみで上体を支えるわけですからね
その状態で声を出せばそりゃあ鍛えられますよ(^^)
声を出すときにはお腹に負荷がかかると良いので
誰かにお腹を押してもらうか、自分でお腹を押しながら声を出しましょう
1か月もすれば効果が見えてくると思います
余裕が出てくれば回数を増やしたり、よりキツイ角度を探したり
色々工夫してみてください
6.まとめ
声優は声だけではなく体も資本です
いくらいい声質を持っていても体づくりが出来てないと正直実践では使い物になりません
プロの方も基礎練習は欠かさず行っています
かといって基礎ができていればいいかと言われるとそうでもありません
基礎はあくまでも基礎
そこにあなただけの色を付けなければ価値はないのです
そこが難しいところでもあり、声優の面白いところ
挑むなら覚悟を持って挑んでください
覚悟を決めたならこの記事を是非、有効活用して基礎を鍛えてください(^^)
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